koi-navi.com SSL証明書 発行・設定手順書¶
対象サイト: koi-navi.com 環境: WordPress + Cocoon テーマ 目的: SSL証明書(HTTPS化)の発行と常時SSL化の設定
目次¶
- 事前確認
- レンタルサーバー別 SSL設定手順
- Xserver(エックスサーバー)
- ConoHa WING
- mixhost
- さくらインターネット
- WordPress管理画面での設定変更
- .htaccess によるhttpリダイレクト設定
- Cocoonテーマ固有の設定
- mixed content(混在コンテンツ)の修正方法
- 設定確認方法
- トラブルシューティング
1. 事前確認¶
SSL設定を始める前に以下を確認する。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| ドメイン設定 | koi-navi.com がサーバーに正しく紐付いているか |
| DNS反映 | ネームサーバーの変更が完了しているか(変更直後はSSL発行不可) |
| WordPressバージョン | 管理画面 > ダッシュボード > 更新 で確認 |
| バックアップ | 設定変更前に必ずバックアップを取得 |
注意: DNSのネームサーバー変更直後(24〜72時間以内)はSSL証明書が発行されない場合がある。DNS反映完了を確認してから作業を開始すること。
2. レンタルサーバー別 SSL設定手順¶
Xserver(エックスサーバー)¶
Xserverは Let's Encrypt を利用した無料独自SSLを提供している。
手順¶
- サーバーパネルにログイン
- https://www.xserver.ne.jp/login/ にアクセス
-
サーバーIDとパスワードでログイン
-
SSL設定を開く
-
「ドメイン」セクション内の 「SSL設定」 をクリック
-
対象ドメインを選択
-
koi-navi.comの行にある 「選択する」 をクリック -
独自SSL設定の追加
- 「独自SSL設定の追加」タブを開く
-
内容を確認して 「独自SSL設定を追加する(確定)」 をクリック
-
反映待ち
- ステータスが「反映待ち」と表示される(最大60分程度かかる)
-
画面を更新して「反映待ち」表示が消えれば完了
-
確認
- ブラウザで
https://koi-navi.comにアクセスして鍵マークが表示されるか確認
ConoHa WING¶
ConoHa WINGは「かんたんSSL化」機能があり、ほぼ自動で設定が完了する。
手順¶
- コントロールパネルにログイン
-
https://www.conoha.jp/login にアクセス
-
SSL証明書を有効化
- 左メニュー: サイト管理 > サイトセキュリティ > 独自SSL > 無料独自SSL
-
利用設定を 「ON」 に切り替える
-
かんたんSSL化(WordPress設定の自動変更)
- サイト管理 > サイト設定 > WordPress > 対象サイト名 をクリック
- 「SSL有効化」 ボタンをクリック
-
このボタンで WordPress 管理画面のURL設定も自動的に https に変更される
-
反映待ち
- SSL証明書の反映に数分〜最大1時間程度かかる
注意: 「SSL有効化」ボタンはSSL証明書の発行が完了するまでグレーアウトして押せない。証明書発行後に押すこと。
mixhost¶
mixhostでは cPanel からSSLを設定し、WordPressプラグインで補完する方法が推奨されている。
手順¶
- SSL証明書の確認
- mixhostはドメイン追加時に自動でSSL証明書が発行される場合が多い
- ブラウザで
https://koi-navi.comにアクセスして確認 -
アクセスできなければ以下の手順でcPanelから設定
-
cPanelからSSL設定(必要な場合)
- cPanel(https://サーバーIP:2083)にログイン
- 「セキュリティ」セクション > 「SSL/TLS」 をクリック
-
「SSL証明書のインストールと管理」からドメインを選択してインストール
-
Really Simple SSL プラグインで補完(後述のプラグイン設定参照)
注意: ドメイン追加直後はSSL反映に最大24〜72時間かかる。
さくらインターネット¶
手順¶
- サーバーコントロールパネルにログイン
-
https://secure.sakura.ad.jp/rscontrol/ にアクセス
-
SSL設定画面へ移動
- 「ドメイン設定」 > 「SSL設定」 をクリック
-
または「ドメイン/SSL設定」メニューから対象ドメインを選択
-
無料SSL(Let's Encrypt)を設定
- 対象ドメイン(koi-navi.com)の 「証明書登録」 をクリック
- 「無料SSLの設定へ進む」 を選択
-
内容を確認して登録を実行
-
反映待ち
- 設定後、数分〜数時間で反映される
注意: 無料SSLを設定しただけでは http→https の自動転送(リダイレクト)は行われない。後述の
.htaccess設定が必要。
3. WordPress管理画面での設定変更¶
SSL証明書の発行が完了したら、WordPress側のURL設定を変更する。
手順¶
- WordPress管理画面にログイン
-
http://koi-navi.com/wp-admin/ (まだhttpでアクセス)
-
一般設定を変更
- 左メニュー: 設定 > 一般
-
以下の2項目を
http://からhttps://に変更:- WordPress アドレス (URL):
https://koi-navi.com - サイトアドレス (URL):
https://koi-navi.com
- WordPress アドレス (URL):
-
設定を保存
- ページ下部の 「変更を保存」 をクリック
- 自動的にログアウトされ、httpsのログインページにリダイレクトされる
注意: URLを変更すると管理画面からログアウトされる。https://koi-navi.com/wp-admin/ で再ログインすること。
4. .htaccess によるhttpリダイレクト設定¶
http でアクセスしたユーザーを自動的に https へ転送するリダイレクト設定を追加する。
.htaccess の編集¶
WordPressの .htaccess ファイル(ドキュメントルート直下)の 先頭(WordPressのデフォルト記述の前)に以下を追加する。
# BEGIN SSL Redirect
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
</IfModule>
# END SSL Redirect
配置例(全体のイメージ)¶
# BEGIN SSL Redirect
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
</IfModule>
# END SSL Redirect
# BEGIN WordPress
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ - [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]
</IfModule>
# END WordPress
.htaccess の編集方法¶
方法1: FTPソフト(FileZilla等) - サーバーに接続してドキュメントルートの .htaccess をダウンロード - テキストエディタで編集してアップロード
方法2: サーバーパネルのファイルマネージャー - 各サーバーのコントロールパネルにあるファイルマネージャーから直接編集
方法3: WordPressプラグイン - 後述の Really Simple SSL プラグインを使うと自動で設定される
重要:
.htaccessの編集ミスはサイトが表示されなくなる原因になる。必ず編集前にバックアップを取得すること。
5. Cocoonテーマ固有の設定¶
Cocoonテーマには独自のSSL対応設定がある。
5-1. Cocoon設定でSSL対応を有効化¶
- WordPress管理画面で Cocoon設定 > その他 タブを開く
- 「簡単SSL対応(内部URLをSSL化)」 にチェックを入れる
- 「変更をまとめて保存」 をクリック
この設定でCocoonテーマ内部のURLがhttpsに変換される。
5-2. Cocoon設定内の画像URLを手動で更新¶
Cocoonテーマの設定画面に保存されている画像URLがhttpのままになっている場合がある。以下の箇所を確認し、http始まりのURLをhttpsに更新する。
| 設定タブ | 確認箇所 |
|---|---|
| サイト | サイト背景画像 |
| ヘッダー | ヘッダーロゴ画像、ヘッダー背景画像 |
| SNS | OGPホーム画像 |
| アピールエリア | アピールエリア画像 |
| ボタン | 先頭に戻るボタン画像 |
| 404ページ | 404ページ画像 |
| AMP | AMPロゴ画像 |
5-3. 確認方法¶
ブラウザの開発者ツール(F12)> Console タブを開いて Mixed Content の警告が表示されていないか確認する。
6. mixed content(混在コンテンツ)の修正方法¶
mixed content(混在コンテンツ)とは、https化されたページ内に http:// で始まるリソース(画像・CSS・JS等)が含まれている状態のこと。ブラウザが警告を表示したり、リソースをブロックしたりする原因になる。
6-1. mixed contentの検出方法¶
ブラウザの開発者ツールで確認 1. サイトをChromeで開く 2. F12 キーで開発者ツールを起動 3. Console タブを選択 4. Mixed Content の警告メッセージを確認
オンラインツールで確認 - Why No Padlock? にURLを入力してスキャン
6-2. プラグインを使った一括修正¶
Really Simple SSL¶
最も簡単な方法。インストールするだけで多くの問題を自動修正する。
- WordPress管理画面 > プラグイン > 新規追加
- 「Really Simple SSL」を検索してインストール・有効化
- 有効化後、自動でSSL設定が適用される
- .htaccessのリダイレクト設定も自動で追加される
Better Search Replace(データベースのURL一括置換)¶
投稿・固定ページ内の画像URLなど、データベース内のhttpをhttpsに置換する。
必ず事前にデータベースのバックアップを取得すること。
- WordPress管理画面 > プラグイン > 新規追加
- 「Better Search Replace」を検索してインストール・有効化
- ツール > Better Search Replace を開く
- 設定:
- Search for:
http://koi-navi.com - Replace with:
https://koi-navi.com - Select tables: すべて選択(または wp_posts, wp_postmeta, wp_options を優先)
- Run as dry run?: まず チェックを入れて テスト実行
- テスト実行で変更予定件数を確認してから、チェックを外して本番実行
6-3. 外部リソースの対応¶
外部サイト(アフィリエイトリンク・外部画像等)がhttpの場合は直接修正できない。
| 対応方法 | 内容 |
|---|---|
| URLをhttpsに変更 | 外部サイトがhttpsに対応している場合、URLのhttpをhttpsに書き換える |
| 画像をローカルに保存 | 外部画像をダウンロードしてWordPressメディアライブラリに登録する |
| アフィリエイトコードを再取得 | ASP管理画面から最新のhttps対応コードを再取得する |
7. 設定確認方法¶
7-1. ブラウザでの鍵マーク確認¶
https://koi-navi.comにアクセス- アドレスバー左側に 鍵マーク(🔒) が表示されていればSSL設定完了
- 鍵マークをクリックして「接続は保護されています」と表示されることを確認
7-2. httpアクセスの自動転送確認¶
http://koi-navi.comにアクセス- 自動的に
https://koi-navi.comにリダイレクトされることを確認 - アドレスバーのURLがhttpsになっていることを確認
7-3. SSL Labs による詳細チェック¶
Qualys SSL Labs でSSL設定の品質を評価できる。
- https://www.ssllabs.com/ssltest/ にアクセス
- Hostname欄に
koi-navi.comを入力 - 「Submit」 をクリック(スキャンに数分かかる)
- 評価結果を確認(A または A+ が理想)
7-4. mixed contentの最終確認¶
すべての設定後、以下のページで混在コンテンツがないか確認する。
- トップページ
- 記事ページ(画像が多いもの)
- 固定ページ(プロフィール・お問い合わせ等)
8. トラブルシューティング¶
問題1: 鍵マークが表示されず「保護されていない通信」と出る¶
原因: mixed content(混在コンテンツ)が残っている
対応: - ブラウザ開発者ツールのConsoleタブでhttpsページ内のhttp URLを特定する - Better Search Replace でデータベース内のhttpをhttpsに置換する(6-2参照) - Cocoonテーマ設定内の画像URLを確認する(5-2参照)
問題2: リダイレクトループが発生してサイトが表示されない¶
原因: リダイレクト設定の競合(.htaccessとWordPress設定・プラグインの重複)
対応: 1. Really Simple SSL プラグインを一時的に無効化する 2. .htaccess を編集して競合するリダイレクトルールを削除する 3. WordPressのURL設定が正しくhttpsになっているか確認する
# 競合の原因になりやすい例(削除または統一すること)
# 以下のような重複したリダイレクトルールが複数存在しないか確認
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule (.*) https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI}
問題3: SSL設定後にWordPress管理画面にログインできない¶
原因: WordPressのURL設定変更後にhttpsでアクセスしていない
対応: 1. https://koi-navi.com/wp-admin/ でアクセスを試みる 2. それでもアクセスできない場合は、wp-config.php に以下を追記する:
define('FORCE_SSL_ADMIN', true);
define('WP_HOME', 'https://koi-navi.com');
define('WP_SITEURL', 'https://koi-navi.com');
問題4: SSL証明書が発行されない・エラーになる¶
原因と対応:
| 原因 | 対応 |
|---|---|
| DNSが未反映 | ネームサーバー変更後24〜72時間待ってから再試行 |
| ドメインがサーバーに未設定 | サーバーパネルでドメイン追加設定を確認 |
| Let's Encrypt の発行制限 | 同一ドメインで短期間に5回以上の発行試行はレート制限あり。1週間後に再試行 |
問題5: 特定ページだけhttpsにならない¶
原因: 投稿・固定ページ内にhttpの内部リンクが残っている
対応: 1. 該当ページをWordPress編集画面で開く 2. URLが http:// から始まるリンクや画像を手動で https:// に修正する 3. Better Search Replace で一括置換する(6-2参照)
問題6: アフィリエイトリンクがmixed contentになる¶
原因: ASPから取得した広告タグがhttpのURLを使用している
対応: 1. 各ASP(A8.net、もしもアフィリエイト等)の管理画面にログイン 2. 広告コードを再取得(最新コードはhttps対応済みの場合が多い) 3. WordPress記事内の古いアフィリエイトコードを新しいコードに差し替える