AIがどれだけ進化しても腐らないプロンプトの基礎【初心者向け】¶
- URL: https://www.youtube.com/watch?v=yPfuZeY3-Go
- 文字起こし日: 2026-02-24 02:51
内容概要¶
- プロンプトはAI活用の基礎。書き方次第でAIの力を引き出せるかが決まる
- AIの進化で複雑なテクニックは不要に。基礎知識が重要になる
- 1回で諦めず、指示を変えてAIの出力を改善する
- テクニックより言語化力。AIにしたいことを明確に伝える練習が大切
- AIの得意・苦手分野を理解し、適切な期待値を持つ
- フィューショット(入出力例の追加)でAIの出力を誘導する
- チェーンオブソート(推論過程の文書化)でより良い結果を引き出す
- 指示は否定形より肯定形で具体的に伝える
- システムプロンプトでAIの振る舞いを根本的に指定する
- 構造的に考え、情報の意味や関係を表現する
- プロンプトジェネレーターでAIが良い感じのプロンプトを作成
文字起こし¶
プロンプト。それはAIを活用していく上で最も基礎的な要素です。 プロンプトをいかにうまく書けるかがAIの力をいかに引き出せるかの鍵を握っていると言って過言ではないでしょう。 一方黎明期には黒魔術のようなプロンプトエンジニアリングが流行っていたりもしましたが、最近のAIはどれも賢くなっているので複雑なテクニックはそんなに必要なくなっています。 絶対にこれだけは押さえておいた方がいい。存外そんな考え方やテクニックはそこまで多くありません。 この動画ではそんなAIがどれだけ進化しても腐らないプロンプトの基礎知識を解説していきます。 こんな感じで話していきます。初めにAIの力を引き出すための考え方からお伝えし、その後テクニック、そして自動でプロンプトをいい感じにしてくれるツールもあったりするので、そのご紹介をしていきます。 その後ちょっと余談ですが、なぜ今回解説することがAIがどれだけ進化しても役に立ち続けるのかについて話したいと思います。 それでは、AIでサボろう。
AIでサボろう。 初めに、テクニックについて話すより前に考え方について話していきます。 テクニックもこの後お話するのですが、そのテクニックたちを生かすためのAIとの向き合い方という位置づけです。 早速1つ目に1回で諦めないでということをお伝えしたいです。 AIに指示を出したけど、うまく動いてくれない。と感じることはよくあることでしょう。 もしかしたらそれでAIもこんなもんかとがっかりしてしまうかもしれません。 でもちょっとお待ちください。ちょっと指示を変えるだけでAIからの出力がガラッと良くなることもあるんですよ。 例えば私は動画を作る前に記事を書いて台本を作っているのでその叩き台をAIに作ってみて貰います。 こんな感じで書いて欲しいテーマとサマリを渡し記事を書いてと指示しています。 このプロンプトを実行するとこんな感じの記事を書いてくれます。 私の肌感としてはちょっと過剰書き気味で淡白なのとお初心者にはわかりづらい言い回しが多いかなと感じました。 ここでAIは所詮淡白な文章しか書けないかと諦めずプロンプトをもう一工夫してみます。 先ほど感じた課題を解消してもらうためルールとしてターゲットは非技術者で誰でも知的興を満たせる内容また一般的に難しいと感じる内容であれば補足して貰う旨をプロンプトに込めてみます。 するとこんな回答に変化しました。じっくり読みたい方は一時停止しながら読んで見て下さい。 言い回しがフレンドリーになったり、前提の確認をしてくれたり具体例を出してくれたり記事としてぐっと読みやすくなったと感じませんか? 指示を具体的に修正することでAIからの出力がより望ましいものになります。 AIは賢いですが1回のプロンプトで完全に満足な答えが返ってこないことも多々あります。 また出力結果を見てああ、私が欲しい情報は実はこれだなと自分の言語化が捗ったりもします。 すぐに諦めないでプロンプトを繰り返し改善して見ましょう。 2つ目に最後はテクニックではなく言語火力ということをお伝えさせて下さい。 プロンプトの書き方のテクニックで有効なものはもちろん色々ありますが結局最後は自分がして欲しいことをしっかりAIに伝えることつまりは言語化力です。 AIがいかに賢かろうとあなたがして欲しいことを不完全なプロンプトから完璧にお察しすることは不可能です。 なので自分がして欲しいことをしっかりと伝える練習が大事になってきます。 これはもう簡単な手軽テクニックはなく沢山プロンプトを作ってちゃんとここままで伝えないとだめだなという勘所を掴んで行ったり、また大分遠回りな話ですが本を沢山読んで表現の幅を増やしたり自分で文章を書いてみることも大事でしょう。 ただ先ほどの1回で諦めないでお伝えしたことと重なるのですが最初から全てを完璧に記述する必要はありません。 AIの出す結果を見て実はこういうことして欲しかったんだよなと言語化が捗るのでAIと対話を重ねながら性能を引き出して行きましょう。 3つ目にAIのできること苦手なことを大雑把に知りましょう。 AIができることはある情報を基に他の情報を作ることです。 情報というのは基本的にテキストで書くプロンプトなのですがそれ以外にもAIによっては画像だったり、PDFだったり動画だったりも扱えます。 これ故にAIにお任せする仕事は主に情報の変換つまり文章の要約や翻訳特定の内容の抽出や情報の生成つまり新しいアイデアを出したりメールや記事などの文面を作成することが挙げられます。 ですがAIさんは計算が苦手だったり当たり前ではありますが知らない情報については答えられなかったりします。 例えばあなたの会社の今期の目標とかは当然ながら知らないのでプロンプトに適切に含んであげる必要があります。 AIにこのようなことについてうまく答えてくれることを期待するとがっかりすることもあるのでしっかり適切な期待値を持って接して行きましょう。 またこういった性質はAIが作られている仕組みによるもので今ざっくりとだけお伝えするとAIと呼ばれているLLMは中身としてはある単語の次に来る確率の高い単語を選んでいくという動きをしています。 このため計算問題を与えた時も実際には計算しているというよりは与えられた計算式の結果として確率が高い数字の羅列が選ばれているだけです。 このようにAIの仕組みを知ると適切な使い方をしやすくなります。 このあたりは今後AIはなぜ嘘をつき計算を間違えるのかという動画を作ろうと思うのでチャンネル登録をして首を長くしてお待ちください。 最後に色んなAIを試してみるという選択肢を持ちましょう。 2025年初頭現在AIチャットサービスの三強はChatGPT、Claude、Geminiの3つだったところにDeepSeekというダークホースも加わり4つ巴です。 どれも賢いAIを提供しているのですが得意分野が違います。 ChatGPTは有料版でO-1というとても賢いモデルを提供していたりClaudeのAIは気持ち人間らしさを感じたりGeminiが最近出した2.0はなんだかユーモラスかつ爆速だったりプロンプトはそれ単独でプロンプトチューニングももちろんしていくのですがプロンプトでお願いしたいタスクが得意なAIに変えるだけでチューニングを頑張らずともすんなり上手くいくようになるということもよくあります。 制限はありますがどのAIチャットサービスも無料で或程度使えるので色んなAIを試して御気に要りのAIを見つけて行きましょう。 チャンネル登録をお願いします。 それでは考え方の側面を見てきたところで、次に具体的なテクニックをご紹介します。 最初はフィューショッツです。かっこいい名前が付いていますが要するに入出力の例を追加するという至極シンプルなテクニックです。 面倒くさい場合は出力例だけでも効果は出ます。シンプルですが分かりやすくAIの出力が変わって1番効果を実感しやすいのでこれだけでも覚えて帰って下さい。 では例として特定のキャラクターの口調で話させてみます。 まずはフィューショッツ無しバージョンを見てみましょう。 架空の猫人間の設定を与えて喋って貰います。AIはちょっと可愛い感じで話してくれましたが私はもうちょっとミステリアスなイメージでした。 それではフィューショッツを試して見ます。 次に元のプロンプトは変えず発話例だけ足して見ました。返信がガラッと変わりましたね。 このように例を具体的に示すことでAIはあなたの意図をより理解しやすくなります。 フィューショッツは特に文章のフォーマットや口調など文章だけでは表現しきれないものをAIに守らせたい場合に活躍してくれます。 とてもシンプルなテクニックですが、その効果は絶大なので是非押さえておきましょう。 次にChain of Thoughtです。 CoTと略して呼ばれます。 Chain of ThoughtとはAIに推論過程を文章として考えさせるテクニックです。 正直なところ最近はAIたちも賢くなってきて重要度は下がって入るのですが長らくお手軽で鉄板の手法だったので紹介させて下さい。 この手法が流行るきっかけとなったのはLets think step by stepとプロンプトに入れるだけでAIが答えを導き易くなると言う論文です。 例えば次のようなプロンプトを書きます。 このように思考の過程を書いてもらうことによってより良い結果に繋がりやすいです。 この1文を加えるだけなので本当に手軽です。ただ現在のChatGPTなどの最新モデルであるO-1やGeminiのフラッシュシンキングはわざわざ段階的に考えてなど指示しなくても自分でじっくり思考してくれます。 例としてこのチャンネルの将来をChatGPTのO-1さんに相談して見ました。 英語ですが右の方にまず戦略を考えるとかグロースプランを考えるとか思考の過程が表示されています。 このようにプロンプトに書かずともAIがじっくり考えてくれます。 ただそれ以外のAIたちには依然として有用なシーンはあるので覚えておいて下さいね。 3つ目はしないことよりすることをご指示です。 AIに出力を制限したい場合こういうことは言わないでとマイナス方向で伝えるよりもこういう表現を使って下さい。 こういうスタイルで書いて下さいとプラス方向で具体的に伝えた方が上手く伝わります。 余談ですが画像生成AIなどを扱う際にはネガティブプロンプトといって有効だったりします。 AIの分野によって有効なプロンプトの書き方も変わって面白いですね。 これはテキストのAIであるLLMはトランスフォーマーと言う技術画像生成AIはディフュージョンモデルと言う技術を使っていることに由来しています。 この辺りは追々別の動画で解説していきますね。 4つ目にシステムプロンプトを活用して見ましょう。 AIチャットサービスではシステムプロンプトと呼ばれるものを指定できます。 これはAIのベースとなる振る舞いを決めるものです。 このシステムプロンプトを使うとAIの口調や専門分野の設定など根本的な部分を指定できます。 例としてClaudeが定義しているシステムプロンプトを見てみましょう。 ちょっと長すぎて全ては読み上げられないのですが自分をClaudeであると認識させたり、今日の日にちを教えたりウェブ検索やビデオを見ることができないなどの制約を教えていたりします。 全部読みたい方は概要欄にリンクを貼っておくのでそちらからご覧下さい。 このシステムプロンプトは例えばChatGPTではこんな感じで右上の設定から指定することができます。 全てのAIチャットサービスで弄れるわけではないのですが使えるところでは是非試して見て下さい。 そして最後に構造的に考えることを意識しましょう。 構造的に考えるとは情報の意味や関係を表現するという意味です。 イメージを深めるために実際に構造化されたプロンプトを見ていきましょう。 プロンプトは書いていくと大まかに次のような要素たちに分解できます。 例として全部盛り盛りにするとこんな感じです。 全部読んで頂く必要はないのですがなんとなく遠目に見ての意味ごとにちゃんと分かれてそうだなと思いませんか? よく使われるのがマークダウンと呼ばれるフォーマットで例えばシャープによって見出しを定義しその見出しの内容で情報をまとめていきます。 またリスト表記で並列していたり階層のある情報を並べたり様々な表記のルールを使って情報に意味付けをしてきます。 またマークダウン以外の例だとClaudeと言うAIではXMLというフォーマットでAIがトレーニングされているためXMLのフォーマットでプロンプトを記述すると性能が良くなると言われています。 このように単純な文章の羅列ではなく構造も付けて情報を整理していくことでAIの出力もより賢くなります。 以上5点基礎的なプロンプトテクニックをお伝えしました。 その他にも色んなテクニックが提唱されていたりはするのですが、先ずは頑張って覚えなくて大丈夫です。 最初に述べましたが今のAIは10分賢いのでそこまで凝らなくても或程度期待通りの答えが返ってくることも屡々です。 精度が出ない時はプロンプトの書き方と言うよりは適切な情報がAIに与えられていないのような原因が多いと思います。 なので特にそんなに頑張って学ばなくていいですよというのが個人的な考え方です。 ですが学ぶこと自体は面白いと思うのでプロンプトエンジニアリングガイドと言うものを御興味ある方は覗いて見て下さい。 ここまでプロンプトを作っていくに当たっての考え方やテクニックをお伝えしてきましたがですが毎回きっちり書くのも面倒です。 そんな際に試す価値があるものがプロンプトジェネレーターです。 AIが自分でプロンプトをいい感じにしてくれるツールです。 OpenAIやAnsphropicそしてGoogleなど各社が色々なツールを出しています。 今回はOpenAIのプレイグラウンドというものを試しに使ってみましょう。 プレイグラウンドへのリンクは概要欄に貼っておきます。 プレイグラウンドを開いたらここのキラキラマークをクリックします。 雑なプロンプトを入力します。するとこのような具体的なプロンプトを作ってくれました。 これをベースとして自分好みにカスタマイズしていくと時短できそうです。 良いプロンプトとは何か?の勉強にもなると思うので是非試して見て下さいね。 AIでサボろう。 これで今回伝えたかった考え方やテクニックについては話し終わりました。 最後に余談ですが私がなぜ今回紹介した考え方やテクニックがAIがどんなに進化しても役に立つと考えているかを述べたいと思います。 結論から言うと人間が何かやりたいことがあってそれをAIにお願いすると言う関係はあり続けるからです。 AIがどんどん賢くなったら確かに出来ることは増えてきます。 また実際そうなるかは未知数ですが色んなものへのアクセス権限を手に入れたりロボットとともに物理世界でもいろんなことができるようになったら自律的に人間の暮らしをどんどん良くしてくれるかもしれません。 ただ人間は生きている限り何かしら日々行動をして過ごします。 それは仕事もそうですし趣味や日々の生活などでもです。 その中でAIを活用をするシーンはきっと多々発生するでしょう。 なので人間がAIに何かをお願いすると言う行為は無くならないのではないかと思います。 となると人間はAIにお願いするに当たって自分が何が欲しいかを上手く表現する必要があります。 そこで今回ご紹介したフィューショッツのように例を示したり構造的に書いたりすることが生きるはずです。 詰まる所プロンプティングは自分が他者にお願いしたいことをどうわかりやすくも正確に表現するかの技術と呼べるでしょう。 つまり結局は言語化なのです。じっくり磨いてAIを活用して行きましょう。 以上AIがいくら進化しても腐らないプロンプトの基礎についてお話して来ました。 プロンプトはAIを最大限活用するための根幹要素今後AIは益々進化して行くでしょう。 しかしAIに対して何をどんな風に指示するのかというプロンプトの知識は時代に流されない大切なスキルです。 今回の解説を生かして是非あなたのAI活用を飛躍させてくださいね。 またより高度な使い方をしていく時に単独のプロンプトでは物足りなくなって来ることがあります。 そんな時に活躍するのがDiffAIと呼べるAIを使ったワークフローを作れるツールであったりエージェントとよばれる考え方です。 これらについても今後解説する動画を作っていくので是非チャンネル登録や高評価をお願いします。 それではまた次回の動画で